謹賀新年
明けましておめでとうございます!!本年もどうぞよろしくお願いいたします!!
昨年は、前年度に引き続きちりめん漁は、なかなか安定せずの一年となりました。
その中でも高知県のちりめん業者さんの協力もあり加工品の商品開発ができました。
今年は、新たな加工品開発と特別企画としてその時期に捕れた旬な物をお届けできるような企画を考えたいと思っています。
また、子育て世代や若い方にも祇園丸を知って頂くためにインスタグラムやFacebookなどでもどんどん情報発信をしていきます。
新デザイン!!
加工品完成に伴い、祇園丸のデザインを以前からお付き合いをさせていただいておりました「サコダデザイン株式会社 迫田司さん」にお願いをしました。
祇園丸のイメージから、ちりめんの4文字を良寛(良寛和尚:1758年新潟県に生まれた江戸時代後期の僧侶)の書からいただいた文字を使用しデザインしていただきました。
※祇園丸が加工品に高知県産を使用する理由
前回の祇園丸だより(60号)でもお伝えした通り、近年にない不漁で困っていたところ、50年以上の付き合いのある隣町の魚群探知機などを扱っている電気屋さんが高知県安芸市の漁師さんを紹介していただきました。しかし、生しらすを高知から輸送していたら、鮮度が落ちてしまう。悩んでいると、安芸といえば自社のちりめんを茹でる釜でお世話になっている40年以上の付き合いのある釜屋さんがちりめんの製造を行っているではないか!と思いつきました。早速、その会社(カワクボFACTORYさん)に相談したところ、「祇園丸さんが困っているのなら、ぜひ祇園丸さんと同じ工程で(塩分濃度等)製造します。」と、ありがたい返事をいただきました。先祖からのつながりの大切さを実感しました。
こうして、これからの水産業を考える中で生産者同志が産地を越えて助け合うことが大切なのではないだろうか。祇園丸では、こうしたつながりの中で安心、安全でおいしい商品を皆様にお届けします。
加工品
1月は行く、2月は逃げる、3月は去ると言われていますが年が明けて早2月・・・ちりめん漁も昔ならこの時期は少し落ち着きシーズンオフ。次の漁に向けて準備をしたりこの間に少しゆっくりしたり・・・なんて事もありましたが、ここ何年もシーズンというのがなくなっています。ということは、年中オフになる!?それは、一大事です・・・。なので、いつ漁があってもいいように準備はもちろんですが新年の目標にも書いたように祇園丸では加工品の商品開発をしています。他にも兄(哲三郎)は、関東に食育の授業に行き、私は初めて西予市のセミナーに参加させてもらったりしています。授業やセミナーについてのこともまた次回書かせてもらいます!!
1つ前の投稿で切り干し大根の天日干しの様子の写真を載せましたが、無茶々園てんぽ印の方から『大根葉で何か加工品はどうですか?』とありがたい提案を頂き!!大根葉とちりめんのふりかけの商品開発をしています。が!!!加工品なかなか難しい。乾燥してある大根葉を水で戻す時間も長すぎると水分が残りすぎ短すぎるとごはんと食べた時に口に残る・・・ゴマを入れるタイミングも早いと水分を含んでしまう遅いと上手く絡まらず・・・味付けは、なるべく素材の味を生かすためシンプルに・・・少しずつ時間や調味料の調節をし、完成すればみんなに試食をしてもらいながらいろいろな意見を参考に新商品開発に取り組んでいます!!他にも、ワカメとちりめんのふりかけ、茎ワカメの佃煮などなど・・・考えています。